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２４時間換気システム

■２４時間換気システムとは

最近の住宅の高気密・高断熱化にともない、２００３年の建築基準法改正で取り入れられ、機械的に室内の空気の給排気を２４時間行う換気システム。高気密化からの換気不足による「シックハウス症候群」などの健康被害を防ぐ意味で、新築住宅や確認申請の必要なリフォームなどのときに設置が義務付けられている。

■２４時間換気システムの種類

名称	給気	排気	備考
第一種換気	機械	機械	空気の給排気を機械で行うタイプ。最も効率的だがイニシャル・ランニングコストがかかる。
第二種換気	機械	自然	あまり使われているのを聞いたことがない。
第三種換気	自然	機械	高気密の住宅では多く使われているタイプ。コムハウスもこれを使用。

■２４時間換気システムの効果（第三種換気の場合）

給気口です。ここから新鮮な外の空気を取り入れます。	排気口です。空気中のハウスダストや湿気を含んだ空気などを排気します。
排気用の機械です。各部屋の排気口はここにつながっています。	排気用フィルターです。ハウスダストが表面についているのがわかります。
排気用フィルターは掃除機などで吸い取るとすぐに綺麗になります。	給気用のフィルターです。外からの汚れをガードし綺麗な空気を取り入れます。新品のころは真っ白だったんですけど。そろそろ取り替え時期です。
床の通気口です。床下も含めて換気します。	床下の換気を生かし収納空間として実現したのがコムハウスの大容量の床下収納庫「床蔵」です。

■高気密だからこそ生かされる２４時間換気システム

２４時間換気システムは設置することが義務化になっていますが、その役割を果たしているのかは？？？だそうです。何故なら一般的な住宅は一見密閉されているようですが結構隙間だらけで計画換気がうまくいかないようです。例えていうならば穴の開いたストローで飲み物を飲もうとするとキチンと飲めなくなるのと一緒で、穴だらけの家は換気システムをつけてもあまり意味がないようです。計画換気で室内の空気を綺麗に保つには高気密の住宅にする必要があります。

高気密の家は入り口と出口がハッキリしているので空気中の汚れを排気口に運んでくれます。	隙間の多い家だと一番近い隙間から空気が逃げてしまうので空気中の汚れがキチンと排気されません。